2013年10月5日土曜日

JR沼津駅南口 上本通り商店街

 JR沼津駅南口 上本通り商店街
 「シルバーアーケード」撤去
 「自然を感じる場所に」

 JR沼津駅南口の沼津上本通(かみほんどおり)り商店街でアーケードの撤去が始まった。1970年の完成当時は斬新だったアルミ素材から「シルバーアーケード」の愛称で親しまれたが、40年以上たち老朽化が進んでいた。同市の商店街でのアーケード全面撤去は初。商店街では「撤去後は自然の風を感じられる商店街にしたい」としている。
 アーケードは、約300㍍の通りの両側延べ600㍍にわたって作られた。うち旧国道1号南側50(両側で100)は歩道や街路灯整備に支障があるとして7年前に取り外されており、今回撤去されているのは北側250(両側で500)11月末まで撤去とLED街路灯32基の設置を済ませる予定。
 事業費約3000万円の3分の2は「商店街まちづくり事業」として国が補助する。
 商店街では数年前からまちづくりについて勉強会を重ねた。2006年にはアーケード
撤去後に街ににぎわいを取り戻したという浄土真宗金沢別院の門前町・横安江町商店街(金沢市)も視察した。
 商店街振興組合の長谷川徹理事長(67)は「アーケードを外しか商店街は自然の風がくき、雨が降り、空気が流れる。ほおずき市や朝顔市、トマト市など自然を感じられる市を開くなどして他の商店街と差別化を図れれば」と話した。【石川宏】

《毎日新聞平成25105()朝刊》

2013年10月2日水曜日

アーケード撤去始まる 沼津上本通り商店街:東京新聞記事

アーケード撤去始まる
 沼津上本通り商店街
 LED街路灯設置へ


 沼津駅南口にある沼津上本(かみほん)通り商店街で一日、老朽化したアーケードの撤去工事が始まった。撤去が終わった場所から、発光ダイオード(LED)街路灯の設置を順次進め、十一月末までに三十二基を設置する予定だ。
 駅南口と北口にアーケードのある商店街は多いが、沼津市商工振興課によると、市中心部の商店街でアーケードの撤去は初めて。
 上本通りのアーケードは一九七〇年、沼津市大手町にある通りの両脇の歩道上に、四百㍍ずつ計八百㍍分が完成した。
 二年半前の東日本大震災の後、危険な老朽施設の問題が市議会で浮上。市建築指導課は昨年三月、上本通りのアーケードの「早急な調査と補修」を沼津上本通り商店街振興会(長谷川徹理事長)に依頼。振興会は今年二月に撤去を決め、新設された国の補助金などを利用して事業費約三千万円を捻出した。
 撤去作業はこの日、先月の台風18号の強風で天井板が落下した場所で始まった。化粧品店を営む長谷川理事長は「やっと工事に入れて安心した」、妻の容子さん(六一)は「すっきりとしたいい町にしたい」と話した。
《東京新聞平成25102()朝刊》

※正式名:沼津上本通り振興組合

2013年10月1日火曜日

沼津上本通り商店街安心安全まちづくり事業工事始まる

平成25年10月1日(火)午前8時30分
沼津上本通り商店街安心安全まちづくり事業
(アーケード撤去とLED街灯設置)
の工事が始まりました。

きょう(平成25年10月1日)から沼津上本通り商店街アーケード撤去始まる。

きょうからアーケード撤去
 上本通り商店街振興組合

 上本通り商店街のアーケードが撤去されることになり、きょう一日、作業が開始される。
 このアーケードは築四十五年近くが経過し、九月十六日には台風十八号による強風のため、一部で天井が落下し、応急の復旧措置を講じた。この時は幸い、人や物の被害はなかった。
 同商店街では、平成十四年から街並み再生などの勉強会を開き、十八年にはアーケード撤去と再生の前例として金沢市における事業を視察するなどしながらアーケードの撤去を決め、市に協力を求めてきた。
 昨年は市から指摘を受け、改修、新築、撤去のいずれかの選択を迫られていたが、自前での対応は難しく思いあぐねていたところ、中小企業庁の施策として「商店街まちづくり事業」でアーケード撤去にも補助金が交付されることになり、今年四月に申請。六月初旬に事業採択され、補助金を受けることができるようになった。
 これによってアーケードを撤去するとともに、LED街灯三十二基を設ける。三千万円余の事業費のうち、三分の二を国が補助。残りは同商店街振興組合の積み立てなどを充てていく。
 工事は今月から十一月にかけて行われ、十二月半ばに引き渡しの予定。
 同組合の長谷川徹理事長は「リニューアルに対しては以前から補助はあるが、撤去へは初めて。長年の懸案事項で、これが解決できれば、大きな課題はなくなる。(撤去費用もあり)しばらくは制約を受けるが、(アーケードの心配がなくなれば)自由な商業活動ができるのでは」と話している。

《沼朝平成25101()号》