2015年2月28日土曜日

原川本店長は「預手プランの内容を知らずに帰る利用客も多いので、チラシを活用して周知を徹底したい。

預手プラン周知を
 沼津信金にチラシ交付 沼津署

 沼津署は27日、預金小切手を活用し、特殊詐欺被害の未然防止を図る「預手プラン」について理解を求めるオリジナルチラシを沼津市大手町の沼津信用金庫本店に交付した。
 預手プランは県警と金融機関が連携して推進する特殊詐欺被害の未然防止策。75歳以上の高齢者が300万円以上の現金の引き出しを求めた場合、預金小切手の利用を勧め、連絡を受けた警察が使い道を確認する。チラシは預手プランを知らない金融機関の利用客に内容を周知するため、同署と同署管内防犯協会が製作した。
 同店で開かれた交付式で同署の田中尉公刑事官が原川隆信本店長にチラシ約1千枚を手渡した。原川本店長は「預手プランの内容を知らずに帰る利用客も多いので、チラシを活用して周知を徹底したい」と話した。同署によると、201312月からの1年間で預手プランの対応が68件あり、そのうち6件で詐欺被害の未然防止につながったという。

(静新平成27228日朝刊)