2019年7月1日月曜日

2019年 県内路線価 沼津大手町前年から横ばいだった


2019年 県内路線価
1日公表された201911日時点の県内路線価は、標準宅地の評価基準額の対前年変動率がマイナス0.6%11年連続で下落した。下落幅は0.1㌽縮小。県内13税務署のうち6署で最高路線価が上昇し、5署は横ばいだった。需要が集まる都市部で堅調に推移し、周辺部でも徐々に下げ止まり感が強まっている。各地の取引状況を探った。(価格は1平方㍍当たり)


沼津市西部で取引増加
 最高路線価はJR沼津駅南口前の大手町1丁目(市道3654号線通り)275千円で前年から横ばいだった。10月に開業する大型商業施設「ららぽーと沼津」周辺や市西部は利便性向上への期待から引き合いが強い。
 同施設周辺は工業用地、宅地いずれも需要がある。片浜は9万円台、原は6万~8万円台、愛鷹は6万円台の売買実例がある。
 JR沼津駅周辺は土地取引が少ない状況。岡宮はスーパー進出など好材料も手伝って13万~14万円台。JR駅に近い大岡で10万~11万円台。南部の海に近い香貫は6万円台で下げ止まっている。
【静新令和1年7月1日夕刊】