希少フィルムで「氷壁」上映
昭和モダン・シネマと商店街
上本通り商店街振興組合(長谷川徹理事長)は、「第7回昭和モダン・シネマと商店街」映画上映会を十日、大手町の沼津信用金庫本店四階大ホールで開催。七十歳代を中心に三百人近い人が集まり、昭和三十三年封切りの「氷壁」を鑑賞した。
この企画では地元に縁のある懐かしの映画の上映を毎年行っており、今回は井上靖原作作品を取り上げた。上映にあたり遠藤忠男実行委員長は、カラー映画だが、五十年以上を経て他の色が落ち、赤色が強調された画像であることを説明。
「(同企画は本来の)フィルムで上映するのが目的。一六㍉フィルムだが、存在しているのは日本で、これ一本しかない」と話した。
氷壁を登っていて、切れるはずのないナイロン・ザイルが切れたために死亡したという実話を基にした小説の映画化で、来場者は上映が終わると盛んに拍手していた。
(沼朝平成23年12月13日号)
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