沼津信金 防災備蓄水 6万本保管へ
非常時 飲料用に提供
平時 イベント配布
東日本大震災の発生から4年を機に、沼津信用金庫が防災備蓄保存水の備蓄を始めた。大規模災害発生時は近隣住民に飲料水として配布し、平常時はイベントの配布用飲料水として提供して防災意識啓発に活用する。
防災・減災対策に取り組む上で、地域に貢献する手段として企画した。保存水は500㍉㍑入りペットボトルで、6年間保存可能。天城山系で採水された軟水を高温充てんした。
現在は1万5千本を製造し、1年間かけて6万本を備蓄する体制を築く。御殿場市の御殿場事務所で保管する。2㍑入りの保存水の保管も検討している。イベントなどで活用し、使った分を補充しながら非常時に備える方針。
「ぬましんオリジナルペットボトル」として、ラベルは同信用金庫のイメージキャラクターを手掛ける田村映二さんがデザインした。同信用金庫の担当者は「水を通じて住民の防災意識の向上につなげるとともに、信用金庫の取り組みを知ってほしい」と話した。
(静新平成27年3月11日朝刊)
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