2019年9月7日土曜日

沼信ストリートギャラリー 第16回明治史料館館蔵資料展 「大きな浮世絵展」



ストリートギャラリーで「第16回明治史料館館蔵資料展」
明治史料館資料展示に学芸員実習生が実務を担当
 大手町の沼津信用金庫本店外側に併設されている、ぬましんストリートギャラリーで、企画展「第16回明治史料館館蔵資料展」が27日まで開催されている。
 副題に「大きな浮世絵展」と銘打ち、東海道五十三次を描いた浮世絵に登場する沼津宿と原宿を紹介する。今回は歌川広重の作品を拡大複製した物6点が並んだ。
 明治史料館による展示は毎年9月の恒例となっており、学芸員資格取得を目指す博物館実習生が展示の実務を担当している。展示品の選択や、説明文の作成などまで実習生が行っている。
 今年の実習生は飯塚瑠里さん(日本大芸術学部4年)と前島清乃さん(駒沢大文学部3年)の2人。
 飯塚さんは文芸を専攻。文章を書くのは慣れているが、展示品の説明文を書くのが難しかったと振り返る。普段とは異なる文体に揃えるのが大変だったという。
 前島さんは歴史学を専攻し、テーマは人物を中心とした幕末史。博物館での仕事については大学の授業で学んできたが、実務とのギャップや、博物館に求められる役割の変化などを知って驚いたという。
【沼朝令和1年9月4日(水)号】