2020年12月10日木曜日

ぬましんストリートギャラリー第395回 三船敏郎生誕百周年記念映画ポスター展

三船敏郎の生誕百周年を記念し  Sギャラリーでオリジナルの映画ポスター展  世界的映画俳優三船敏郎生誕百周年記念オリジナル映画ポスター展」が26日まで、大手町のぬましんストリートギャラリーで開催されている。  同ギャラリー西側を南北に通る上本通りは、明治22年に東海道本線が開通すると、飲食、娯楽の街一として栄え、戦後は映画館10館が並ぶ、にぎやかな通りとなった。現在の沼津信用金庫本店は「沼津文化劇場」の跡地で、同劇場は東海道最初の洋画封切館だった。  今回で第16回となる「昭和モダン・シネマと商店街」の展示では、三船敏郎の代表作のオリジナルポスター29枚を展示。磐田市在住の日本有数の映画ボスター収集家、研究家からの協力によって行われている。  三船は1920年生まれで、47年に映画デビュー。黒沢明監督と組んで「羅生門」「七人の侍」「赤ひげ」など多数の名作を生み出し、日本を代表する映画スターになった。  また、海外の映画にも出演すると「世界のミフネ」として人気となり、86年には紫綬褒章を受章した。  展示を見ていた男性は「見たことのある懐かしい映画のポスターばかりで、つい足を止めて見入っていた」と話した。  夜10時までライトアップされて見ることができる。 【沼朝令和2年12月15日(火)号】

2020年9月20日日曜日

Fluffy/フラッフィー(洋菓子店)上本通り商店街にオープン

Fluffy/フラッフィー 令和2年9月20日(日)開店しました。シャレタ洋菓子店です。 宜しくお願い申し上げます。 静岡県沼津市大手町4-8-1 Call O55-963-2828

2020年7月15日水曜日

ぬましんストリートギャラリー第390回「山川茂師弟展」



野獣派師弟による作品展
31日までストリートギャラリー
 野獣派(フォーヴィズム)の画家として知られた故山川茂氏と、内弟子で下田市出身の洋画家、現在は錦町に住む北見美佳さんの「師弟作品展」が31日まで大手町のぬましんストリートギャラリーで開かれている。
 山川氏は全国公募展で入選や入賞を重ね、1972年、47歳で渡仏。感覚を重視し原色を多用した強烈な色彩と激しいタッチから「野獣派」と呼ばれ、20世紀初頭にフランスで始まった美術運動の影響を受け、21年間、パリを拠点に創作を続けて作品を発表。帰国後は、伊東市の自宅アトリエで内弟子を取って指導した。
 北見さんは2011年に弟子入りした初の女性内弟子で、山川氏夫妻や兄弟子と生活を共にしながら油彩画を基礎から学び、翌12年には初個展を開催。公募展で入選や入賞を重ねて風景画家として活動している。
 15年、90歳で亡くなった山川氏を看取った後、画家として独立。沼津市内の元社交ダンスホールをリノベーションしてアトリエを造り、市内を拠点に創作活動を行う。
 今回、同展開催の打診を受け、北見さんが山川氏の家族が所有する作品の中から、在仏した21年間に描いた作品を選んで展示。昨年の火災で一部が焼失したパリのノートルダム大聖堂を描いた50号をはじめ、パリの歴史を感じさせる街角を描いた風景画が中心で、山川氏の自画像や人物画も並ぶ。
 北見さんは、刀を振るようにキャンバスに向かってパレットナイフを振るう師匠、山川氏の姿を描いた『風を切れ」と題した新作と、港大橋から眺める風景、種子島で描いた作品など4点を出展。
 北見さんは「普段は絵を見ない人にもフォーヴィズムの良さを知ってほしい。師匠の絵からは、その場の空気感が伝わり、現在はコロナ禍で海外旅行ができない中、作品からパリの風と匂いを感じてもらえたら」と話している。
 午後10時までライトアップしているが、「夜間にライトアップされた作品の色彩を、ぜひ見てもらいたい」としている。
【沼朝令和2年7月14日(火)号】

2020年6月9日火曜日

絹谷浩二版画展ぬましんギャラリー第389回



沼津信金70周年で絹谷孝二版画展
 30日までストリートギャラリー
 第389回ぬましんストリートギャラリーは、沼津信用金庫創立70周年記念事業として、「絹谷孝二版画展-情熱の色彩で描く生命力ー」を30日まで開催している。
 絹谷(きぬたに)氏は1943年生まれ。東京藝術大学卒業。イタリア留学でアフレスコ画を学び、帰国後、歴代最年少で画家の登竜門である「安井賞」を受賞。多彩な技法を駆使したエネルギーに満ちあふれた独自の画風を特徴としている。
 長野冬季オリンピックの公式ポスターの原画制作や渋谷駅に設置されたレリーフなど数多くのパブリックアートを手掛け、色彩豊かで荘厳な富士山の絵は絶大な人気を誇り「富士山の画家」とも言われている。
 これまでに第19回日本芸術大賞、第30回毎日芸術賞、第57回日本芸術院賞ほか多数の受賞歴がある。文化功労章受章、日本芸術院会員、独立美術協会会員、東京藝術大学名誉教授。
 今回展では、アフレスコ画1点と、長野オリンピック公式ポスター「銀嶺の女神」を含む15点の版画作品が出展されているが、そのうちの7点に富士山が描かれている。
 鑑賞していた女性は、絵を見ることが好きで、買い物などで外出した折には同ギャラリーに寄るのを楽しみにしており、毎月欠かさずに見ているという。今回の展示で特に印象に残ったのは、絹谷氏と元巨人軍の長嶋茂雄氏との合作による富士山の絵。「長鳴さんが元気な時に描いたんだな」と、感慨深げに話した。
 夜間はライトアップされて、午後10時まで鑑賞できる。
【沼朝令和2年6月10日(水)号】

2020年5月12日火曜日

ぬましんSG第388回「山内和則洋画展」


山内和則
KazunoriYamauchi洋画展
移ろいゆく時を描く
2020年5.3(日)~5.29(金)
 吹き渡る風が青葉の香りを運び、美しく咲き誇る花々が季節の移り変わりを告げる季節となりました。
 今回ご紹介する洋画家、山内和則画伯は、その心象を描いた風景画で知られる画家です。鮮やかな色彩と陰影によって描かれたパリの街並は、何気ない一瞬の時を切り取ったかの様ですが、麗しく咲く花々や水路の瑞々しい描写は、見るものに香りや音を想起させ、臨場感のある記憶を呼び起こします。
「時間の移ろい」を意識した画題に注力してきたという画伯の作品は、どれもが画伯が実際に見て感じた感動が伝わってくるかのようです。これらの景色が私たちにとっても、どこか懐かしく感じるのは、画伯の潜在的な日本的美意識がそこに投影されているからかもしれません。
 ゆく春を惜しみつつ、来たる夏への期待感に胸を膨らませながら、この一瞬の時の移ろいを感じてください。御来廊お待ち申し上げます。

2020年4月11日土曜日

「シドニー・ノーラン作『ネッド・ケリー・シリーズ』特別展示」ぬましんSG



 豪州巨匠作品を特別展示
 ぬましんストリートギャラリー
 大手町のぬましんストリートギャラリーで28日まで、伊東市の池田20世紀美術館所蔵作品展「シドニー・ノーラン作『ネッド・ケリー・シリーズ』特別展示」が開催されている。
 当初は斉藤将氏の企画展が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で運搬に支障が出たため、急きょ同展に差し替えた。同美術館の協力によって、オーストラリアの巨匠の作品が披露されることとなった。
 シドニー・ノーラン(1917ー92)はオーストラリァ・メルボルン生まれの画家、版画家。ゴッホ、スーラ、ピカソなどの影響を受けて近代美術への関心を深め、46ー47年に制作した「ネッド・ケリー物語」連作は、パリのユネスコ本部に展示されて以来、国際的な評価を得た。
 本展示では、ネッド・ケリー物語から版画16点を展示。 盗賊であり犯罪者であるにもかかわらず、不当な差別社会で権力に抗ったことで、ネッド・ケリー(1855~80)はオーストラリアの英雄として讃えられている。
 鉄製の黒いヘルメットをかぶり甲冑を身に付けたネッドの姿は、画面の中で圧倒的な存在感を放つ。展示に添えられた、ネッドの生涯についての文章を読みながら、連作に物語を読み取ることができる。展示は、夜間はライトアップされて午後10時まで見られる。
【沼朝令和2年4月10日(金)号】

2020年3月7日土曜日

ストリートギャラリー パブロ・ピカソ展  沼津信金70周年記念の企画展




ストリートギャラリー パブロ・ピカソ展
 沼津信金70周年記念の企画展

 大手町のぬましんストリートギャラリーで29日まで、「パブロ・ピカソ展」が開催されている。沼津信用金庫創設70周年を記念した企画展で、池田20世紀美術館の協力を得て実現した。
 展示されているのはピカソ(1881~1973)の50年代以降の展覧会告知ポスターをはじめ、様々な表現方法による版画やオリジナルポスター合わせて16点。
 62年にモスクワで開かれた「軍縮と平和のための世界会議」のために描かれたポスターは、折り重なる武器の上に、平和の象徴であるハトが描かれ、画面からは平和への思いを込めた力が伝わってくる。
 午後10時までライトアップされ鑑賞できる。
 池田20世紀美術館は、伊東市一碧湖近くにある現代美術専門の美術館で、開館45周年を迎える。今回提供したピカソのほか、ルノワール、ボナール、マティス、レジェ、シャガール、ウォーホル、ミロ、ダリ、デ・クーニングなど20世紀を代表する巨匠の作品を多数所蔵している。
【沼朝令和2年3月7日(土)号】


ピカソの展覧会 告知ポスター並ぶ
ぬましんストリートギャラリー
 沼津市の沼津信用金庫本店にある「ぬましんストリートギャラリー」で2日、ピカソの展覧会の告知ポスターなどを展示する「パブロ・ピカソ展」(同信金主催)が始まった。29日まで。
 ピカソが1950~70年代に開いた展覧会の告知ポスターを中心に、伊東市の池田20世紀美術館が所蔵している16点を借り受けて展示している。6日には、モスクワで1962年に開催された「軍縮と平和のための世界会議」に合わせて作製したポスターも追加展示する。
 同信金の創立70周年と同美術館の開館45周年を記念して企画した。担当者は「通りに面したガラス張りのギャラリーなので、街角にポスターが掲示されていた作製当時を再現したかのよう。多くの人にそうした雰囲気も感じてほしい」と話した。
【静新令和2年3月3日(火)朝刊】

2020年2月16日日曜日

花壇に五輪マーク 花華の会花壇にパンジー植栽






花壇に五輪マーク
 沼津の団体、パンジー植栽
 沼津市にある上本通りの緑化活動に取り組む「花華の会」(鈴木ますえ会長)が、東京五輪・パラリンピックの開催にちなんで、五輪のマークをデザインした花壇を整備した。花壇に植えた河津桜も見ごろになり、住氏の目を楽しませている。
 整備したのは上本通交差点の花壇。青と黄、黒、緑、赤の5色のパンジーを直径約50㌢の輪になるよう植栽した。通りにはたる状の鉢約20個を設置し、日の丸をイメージして赤と白の花を植えた。
 鈴木会長は「テーマを決めて花壇を整備している。多くの人が楽しんでほしい」と語った。同会は上本通り自治会と上本通り商店街振興組合に所属して活動。同組合の遠藤忠男理事長(67)は「花で彩られ明るく楽しめる商店街になるよう取り組みたい」と話した。
【静新令和2年2月16日(日)朝刊】


↓新聞記事を動画にしました。↓



2020年2月7日金曜日

沼津信用金庫ストリートギセラリー第385回 武藤セイ子油彩展 ー地元にこだわり、80年の画業をふりかえるー







武藤セイ子油彩展
沼津信用金庫ストリートギセラリー第385回
武藤セイ子油彩展 ー地元にこだわり、80年の画業をふりかえるー
令和2年2月1日(土))~令和2年2月27日(木)
いよいよ東京オリンピックの開催を迎える本年は、沼津信用金庫創立70周年の年でもあります。この記念すべき年を彩る企画展としまして、グループ風土の代表的な油彩画家、武藤セイ子画伯の作品展を開催いたします。画伯は沼津の志多町(現:大手町)に生まれ、沼津高女(現:沼津西高等学校)に進学し、現在に到るまで沼津を拠点として画家活動と美術教育に尽力し続け、多大な実績を残しました。戦後早期から美術教育を通じて地元の画業を志す人たちを教え導いてきた功績は大きく、その80年の長期に渡る活動をここで振り返ることは意義深いことと言えるでしょう。沼津美術界の原点ともいえる作品を、是非じっくりとご覧ください。皆様の御来廊お待ち申し上げます。
1929 沼津市志多町(現:大手町)にて出生
1974 沼津高女(現:沼津西高等学校)卒業
油彩を学び、在学中に静流会に入会
美大進学を勧められるも地元にて学ぶ
傍ら、多摩美術大学版画研究室に通う
1948~85 市内中学校美術教師
1960 創造美術展出品金賞
1960-65県美術展奨励賞
1968-74沼津市展審査員
1985-88沼津市主催スケッチ講座講師
1989- 絵画制作グループ「えがこう会・つくしの会」講師
2005 沼津市庄司美術館・モンミュゼ沼津にて個展
その他 伊豆美術展他、多数美術展にて受賞
ギャラリーほさか(沼津)にて計10回の個展
現在 グループ風土会貝、その中核として地元の
美術界での指導、画業に尽くす
(武藤セイ子油彩展パンフレット)




画業80年を振り返る
ストリートギャラリー
武藤セイ子さん油彩展


 ぬましんストリートギャラリーの企画展で洋画家武藤セイ子さん(東間門)の油彩展が27日まで、大手町の沼津信用金庫本店の同ギャラリーで開かれている。
 1929年生まれの武藤さんは、沼津高女(現・沼津西高)在学中に総合美術団体静流会に入会。卒業後は多摩美術大学版画研究室に通い、48年から85年まで市内の中学校で美術教諭を務めた。
 幼稚園の頃から絵を描くのが好きで、当時から今に至るまで描くのは女性がほとんど。市内を創作場所として風景と女性を中心に描き、市内で開く個展やグループ展で作品を発表。現在、グループ風土に所属し、絵画制作グループ「えがこう会」と「つくしの会」で指導も行う。
 同展では、画業80年を振り返る油彩画約20点を展示。沼津高女を卒業して油絵を描き始めたばかりの頃に描いた20号の「母樽井と志」は、「着物を着て縫物をしている母がモデルで、母は描きやすいように、と毎日同じ着物を着て、同じ姿勢で手を止めていてくれた」と思い出を語る。
中学校教諭の時代には夏休みなどを利用して中国やミャンマーを旅行して異国情緒に浸り、チャイナドレスを着た中国人女性などを描いた。ミャンマーの市場を題材にした作品は、「アヒルが道路にいっぱいいて、たくさんの人達が歩き、素朴な現地の人達の日常を描きたかった」ものだと言う。
 女性の美しさを描いた裸婦、祭りの後の一抹の寂しさを少年の後ろ姿で表し、「美しく雅やかで衝撃を受けた」と言う越中おわら節の踊り子を描いた作品などが並ぶ。背景には茶系の中間色を使い、距離や時間、具象と抽象の間に広がる世界を人物に焦点を当てながら幻想的に描き出している。
 武藤さんの沼津高女.時代に一級上だった澤初音さんが会場を訪れ、「絵が禁止されるような時代だったが絵を習う時間は週に1時間あり、武藤さんは昔から絵がうまかった」と話していた。
 夜間は10時までライトアップされ、鑑賞できる。
【沼朝令和2年2月6日号】

2020年1月12日日曜日

懐かしの名画上映会の思い出「明治天皇と日露大戦争」

第四回昭和モダン・シネマと商店街
平成20年12月13日(土)開催
懐かしの名画上映会「明治天皇と日露大戦争」渡辺邦男監督

渡辺邦男監督は、沼津千本薬王山本光寺に眠っています。