2013年3月19日火曜日

第10回代戯館まつり:沼朝記事

 井口省吾をメーンテーマに
Sギャラリーで最後の代戯館まつり
ぬましんストリートギャラリー(大手町の沼津信用金庫本店横ウインドー)で第302回企画展「第10回代戯館まつりー陸軍大将井口省吾並びに代戯館が生んだ俊英たちー」が四月二日まで開かれている。
代戯館まつりは、上本通り商店街などの有志が、沼津兵学校と、その附属小学校「代戯館」の事績を市民に紹介するために始まり、西周や田邉朔郎ら近代日本に大きな足跡を残した両校関係者をテーマに取り上げてきた。
十年目を迎えて一つの節目となる今回をもって最終回となるが、今回は大岡出身の陸軍大将、井口省吾を取り上げるほか、これまでの展示を振り返る。
井口は一八五五年、当時の上石田村の名主の家に生まれ、六九年に代戯館に入学。その後、陸軍士官学校や陸軍入学校を経てドイツに留学し、日露戦争で活躍した。企画展では、日露戦争の奉天会戦時に使用した双眼鏡などの遺品や、陸軍大将任官時の辞令、自筆の書「養生十訓」などを展示している。


沼津兵学校附属小学校の影響
代戯館まつりにちなみ記念講演会
代戯館まつりにちなむ記念講演会が、二十三日午後一時半から沼津信用金庫本店四階ホールで開かれる。
国立歴史民俗博物館教授の樋口雄彦氏が「藩内外に広がった沼津兵学校附属小学校の影響」と題して話す。樋口氏は元明治史料館主任学芸員。入場無料。
参加希望者は当日、直接会場へ。
《沼朝平成25年3月19日(火)号》

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